タタミの歴史
日本の伝統として慣れ親しんできたタタミ。その歴史は古く、現在の形に近い日本初のタタミは「奈良時代」といわれています。今も奈良県の正倉院には、聖武天皇(701年〜756年)が使用したとされる「御床畳」が残されています。(縦2370mm×横1190mm×高さ385mm)
平安時代に入ると貴族の邸宅などに座具・寝具として部屋の一部にタタミが置かれるようになり、鎌倉時代には部屋全体にタタミを敷きつめるようになりました。つまりタタミは約1300年もの間、日本人に愛され続けてきたのです。
現在では欧米の住文化が浸透し、多くの住まいからタタミの部屋が減少しています。しかし、住まいにおける健康のあり方を考え始めた今日では、タタミが改めて注目されています。
タタミの基礎知識
畳の構造 畳表(たたみおもて) 良い畳表の条件 畳床(たたみどこ) ヘリ 畳の大きさ
畳の構造
畳は土台(畳の内部)となる「畳床」、それを覆う「畳表」、両端に設けられた「ヘリ」から構成されています。畳床の材質や畳表の品質により「畳の良さ」が決まります。
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畳表(たたみおもて)
畳の表面部分を畳表といいます。畳表には多くの種類があり、使用する素材により質感・色・用途・金額などが変わります。
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良い畳表の条件
良い畳表には、長く太さが均一ない草を通常より多く織り込むのが特徴です。見た目ではヘリに近い部分と中央部分の色が均一で、きめが細かい物が良い畳表の条件です。
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畳床(たたみどこ)
畳の内部全体を畳床といいます。主に使用される材料は、わら・木材(チップ、繊維)・加工材などが挙げられます。使用される素材・型により、耐久年数・重量・効果・用途・金額などが変わります。
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ヘリ
畳の両端に付いている柄部分をヘリといいます。部屋のイメージに合ったデザインを選ぶことができるほか、洋間に使用する畳などはヘリの無いタイプもあります。
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畳の大きさ
畳は地方により異なったサイズが使用されています。
関東・東北方面  五八間(ごはちま) 88.0×176.0
愛知・岐阜・三重 三六間(さぶろくま)91.0×182.0
関西・中国方面  本間間(ほんけんま)95.5×191.0
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タタミの取り扱い
畳の裏返し タバコの灰を処理する 畳が変色し場合の対処方法 家具の置き傷が残ったら
畳のお手入れ ペットのおしっこを処理する 畳の上にカーペットを敷く
畳の裏返し
裏返しとは畳表が汚れたり擦り切れてた場合に、現在使用している畳表を交換するのではなく、裏と表を逆にし真新しい状態にすることをいいます。畳表の裏返しは2〜3年位、表替えは4〜5年位で仕替えるのが良い時期です。
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畳のお手入れ
畳をより長持ちさせるには、日頃のお手入がポイント!畳干しは春と秋の年2回の割合で行なってください。よく晴れた日に畳床を太陽に向け4〜5時間程度干し、ホコリを吐き出させましょう。このとき畳表を太陽にむけると変色する恐れがありますのでご注意ください。また、敷き直す時のために目印を付けておくことも大切です。
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畳が変色し場合の対処方法
畳表が変色・日焼けした場合、次のことを試してください。7(水):3(お酢)の割合で混合水を作り、雑巾を浸しよく絞ってください。この雑巾で変色・日焼けしたところを丁寧に拭いていきます。変色の度合いにもよりますが、畳の色が元に戻ります。
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ペットのおしっこを処理する
ペットが畳におしっこをしてしまった場合、次の手順で処理をしてください。おしっこに塩・小麦粉のいずれかをふりかけ、水分を吸収させます。塩などを掃き取り、お湯で湿らせた雑巾で拭いた後にからぶきします。風通しをよくし水分を蒸発させれば終了です。赤ちゃんのおしっこや油などもこの方法でOKです。
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タバコの灰を処理する
畳の上にパウダーやタバコの灰をこぼした場合は、あら塩が効果的です。こぼしてしまった灰の上にあら塩をふりかけ、こぼした脇を手で何度かたたいて灰を浮き出させます。畳に目にそって掃除機で吸い込めば綺麗に取れます。
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家具の置き傷が残ったら
畳に直接家具を置き跡がついてしまったときは、まずお湯に雑巾を浸しきつく絞ってください。家具の跡に雑巾を乗せアイロンをかけます。その後、風通しをよくし乾かします。家具を置くときは板などをはさむと跡がつきにくくなります。
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畳の部屋にカーペットを敷きたい
畳とカーペットの重ね敷きは避けましょう。ホコリが溜まりやすく、ダニの生息を畳より7倍も高めてしまいます。
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タタミの効果
断熱・保温効果 弾力性 湿度・温度調節 空気の浄化 防音効果
断熱・保温効果
畳床は元々約40cmもの厚みのあるわらを5cmに圧縮したもので、わらの中身は空洞状になっているため断熱性・保温性に優れています。
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弾力性
い草と畳床は柔らか過ぎず・硬過ぎない床材で衝撃を吸収する性質を持っています。転んだときや足腰への負担をかけないので、お子さんやお年寄りにも安心です。
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湿度・温度調節
畳の敷かれた部屋には、夏は涼しく冬は暖かいという特徴があります。これは畳が常に呼吸しているためで、湿気の多い夏は湿気を取り冬は湿気を放出してくれます。畳は日本の風土・四季に合った最良の床材といえます。
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空気の浄化
い草には空気中に含まれる人体に有害なホルムアルデヒドや二酸化窒素を吸収する性質があり、お部屋の空気を浄化することが明らかになっています。
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防音効果
畳は弾力性に優れ衝撃を吸収する効果もありますが、この衝撃の吸収が吸音効果もかね揃えています。畳の部屋に入ると目で感じる落ち着いた雰囲気に吸音効果がプラスされ、心まで静まる感覚を与えています。
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吉川英治記念館
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